【ニューヨーク=越前谷知子】米アップルが27日発表した2015年1~3月期決算は、売上高が前年同期比27・1%増の580億1000万ドル(約6兆9000億円)、純利益が32・7%増の135億6900万ドル(約1兆6000億円)だった。
 5四半期連続で増収増益となった。
 昨年9月に発売した主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)6」「6プラス」の売れ行きが好調で、アイフォーンの販売台数は前年同期比40%増の6117万台だった。

 地域別の売上高は、中国が71%増の168億2300万ドルと急増した。一方、日本での売上高は15%減の34億5700万ドルだった。

 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は同日の決算記者会見で、今月発売を開始した「アップルウォッチ」について「需要が供給を大きく上回っている。6月下旬には販売対象国を拡大できる」との見通しを示した。